■母国・ミャンマーでクーデター 市民への無差別な銃撃がいまだ続く


そんなチョーさんの母国・ミャンマーで、去年2月に起きたのが軍によるクーデターです。一昨年の総選挙で民主化を進める政党に大敗し、議席を大幅に減らした軍が、「選挙に不正があった」として武力行使に踏み切ったのです。



(現地のミャンマー人)
「私の息子が死んだ!私の息子が死んだ!」

軍に反対する人だけでなく、市民への無差別な銃撃も相次ぎました。


報道も減る中、現在はどうなっているのか。ミャンマー国内で避難民の支援活動などを行っている東京の団体に尋ねると。


(一般社団法人・ミャンマーグローバル支援財団 太田伴弐さん)
「去年2月にクーデターが起きて、『銃で市民を撃つ』というのは大都会の道の中でも起きていたんですね。それは今ニュースで流れていないですけども、今でも発生しているものです」


「地方とかだと未だに空爆とか、無差別に一般市民が住んでいる村に空爆して、そこに反対者が住んでいるだろうと、確実ではない情報を元に殺している」


(チョーさん)
「私の町でも戦争が…」


「軍の人は、いま家の前にも住んでいるから、家族を心配しています」