きのう午後、山形県鶴岡市で70代男性がクマに襲われ、頭や左腕にケガをしました。
県によりますと冬の間にクマによる人への被害が起きるのは、統計開始以来初めてだということです。
警察によりますと、きのう午後1時45分頃、鶴岡市少連寺の山で70代男性がクマに襲われました。
男性は頭や左腕を噛まれたということですが、意識があり、会話もできる状態だということです。

現場は少連寺公民館から北東におよそ1キロの山の中でした。
男性はイノシシ狩りのために山に行っていて、当時、持っていた猟銃を3発発砲し、そのうち2発がクマに命中しましたが、クマはそのまま向かってきたということです。

男性から助けを求められた知人が消防に通報し、その後、男性はかけつけた救急隊によって搬送されました。

「まさかこの雪の時出てくるとは誰も(思わない)雪が降る前は時々出てたけど」

県によりますと12月から3月の冬の期間にクマによる人への被害が起きたのは、統計を開始した1977年以来、県内で初めてだということです。
