今年は貴重な映像を次の世代へ残すための区切りの年となりそうです。「ビデオテープ2025年問題」と言われているのをご存じでしょうか?ビデオテープの劣化やビデオデッキの生産終了によって再生やダビングが難しくなり、デジタル化しなければ永遠に失われかねないという問題です。

1980年代から1990年代に流通のピークだったVHSなどのビデオテープの耐用年数は約20年と言われていて、ユネスコも2025年を期限の目安としてデジタル化した方が良いと警告しています。こうしたことを背景に、ここ数年ビデオテープのデジタル化の依頼が増えているというカメラ専門店を取材しました。

(カメラのノグチ 野口慎一郎さん)
「今お預かりしているビデオテープがこれだけの件数がございますので、2025年問題ということでたくさんの方が考えられている可能性がありますね」

岡山市のカメラ専門店です。こちらでは40代以上のビデオテープ世代を中心にデジタル化の依頼が月に20件、今までの約2倍に増えているということです。劣化が始まったテープを見せてもらいました。