10月11日から始まる国の観光支援策「全国旅行支援」。あと1週間に迫るなか、大分県内でも準備が進められ期待が高まっています。

別府市鉄輪の「おにやまホテル」は秋の行楽シーズンを迎えるなか、新型コロナの感染状況が落ち着き予約は好調だといいます。

(おにやまホテル・衛藤昭治支配人)「週末は予約が入っているけど、平日はまだ入る余地が十分ある。『全国旅行支援』が始まるので、お客が増えることを期待している」

10月11日からスタートする全国旅行支援。割引率は40パーセントで、上限額は宿泊のみで5000円、交通機関とのパックは8000円です。また、休日は1000円、平日は3000円のクーポンがもらえ、1泊最大1万1000円が補助されます。

遠方から来た宿泊客は…

(石川県からの宿泊客)「ここ2、3年ぐらい、行っても隣の県しか行けなかった」

(福井県からの宿泊者)「全国で割り引きが使えるなら少し遠くても来ようと思う」

「全国規模での支援策はGoToトラベル以来1年10か月ぶり。おにやまホテルでは当時、宿泊者数が前年比で1.5倍以上になった月もあったということで、今回の全国旅行支援に大きな期待を寄せています。

(おにやまホテル・衛藤昭治支配人)「週末はすでに予約が埋まっているけど、平日がお得なのでなるべく平日に旅行を計画されて、みえていただくことを期待している」

また旅行代理店では全国旅行支援の開始を待ち望む一方で、東京は10月20日からに開始を遅らせるなど自治体ごとに実施方法が異なり困惑しています。

(オーシートラベル・齋藤充吉専務)「都道府県によって運用が違うので、その辺がどうなのかなと。今月11日スタートで日にちがつまっているので、どういった形の運用をしていけばいいのか」

県は全国旅行支援について5日、観光事業者向けの説明会を開催していて、近く実施概要を公表することにしています。