ドジャースの大谷翔平選手に対する銀行詐欺などの罪に問われている元通訳・水原一平被告が先ほど、ロサンゼルスの裁判所に出廷しました。現地から中継でお伝えします。
水原被告は開廷のおよそ45分ほど前に裁判所前に姿を見せました。黒いスーツ姿で少しふっくらとした印象で、詰めかけたメディアの呼びかけには応じず、厳しい表情のまま中に入りました。
水原被告は大谷選手の口座からおよそ1700万ドル、日本円でおよそ26億円を不正送金した銀行詐欺など2つの罪に問われています。
これまでに、検察側は「犯行の動機はギャンブル依存症ではなく、水原被告の強欲さにある」と主張。4年9か月の禁錮に3年間の保護観察処分と、大谷選手へのおよそ1700万ドルの賠償などを求刑しています。
一方、弁護側は「水原氏はギャンブル依存症であり、すでに社会的制裁を受けている」などとして、禁錮1年6か月の情状酌量を求めました。
現在、裁判所内では水原被告に対する量刑言い渡しが行われているとみられますが、裁判所の判断に加え、これまで報道陣の取材に無言を貫いていた水原被告が裁判を終え、発言をするのかにも注目が集まっています。
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