「好転のチャンスだと…」なぜギャンブルにのめり込んだのか
水原被告が裁判所に提出した書簡には、ギャンブルにのめり込んだ経緯が綴られています。

水原被告の書簡
「ギリギリの生活を送っていました」
エンゼルス時代に水原被告が受け取っていた年俸は、日本円で約1300万~3900万円。それでも大谷選手の近くに住むには高額な家賃などが必要で、生活は困窮していたと訴えています。
そんな時に、出会ったのが違法賭博の元締めでした。

水原被告の書簡
「バカなことに、ギャンブルを経済的に好転させるチャンスだと捉えてしまいました」
しかし、ギャンブルの負けがかさみ借金は膨れあがる一方。大谷選手の金を使う以外に返済の手段が見つけられなかったとしています。

これに対し、検察は水原被告の口座には「常にかなりの残高があった」と指摘。家賃の支払いも大谷選手のカードを無断で使用していたとして、経済的負担がギャンブルに繋がったとする水原被告の主張に反論しています。
今回の捜査を担当した元検事は…

捜査を担当したダン・ボイル元検事
「追い詰められたり、依存症を患っていたりする人が、信頼された立場を悪用するケースは多く、水原被告はまさにその一例だと言えます」
書簡では「自分の行動を後悔している」とも述べ情状酌量を求めた水原被告。かつての友人はこうメッセージを送りました。
ミッチ・ライブリーさん
「ギャンブル依存症だという報道が事実なら、必要な助けが得られるように願っています」