東北芸術工科大学では、きょうから、これまでの学びの集大成となる「卒展」が始まり、学生たちの意欲作を見ることができます。
きょうは、身近な問題をテーマにしたアート作品を紹介します。
東北芸術工科大学の卒展は、今年3月に卒業する学生や大学院生など548人の個性溢れる作品や研究成果が展示、発表されています。
こちらは、将来のデザイナーなどを育てる洋画コース。

カラフルな人の顔がいくつも描かれた「人の連鎖」をテーマにした油絵や、大学から見た山形の好きな風景。


こうした力作が並ぶなか、ひときわ目を引くのがこちらの巨大な虎の画。
東北芸術工科大学洋画コース 吉田ひなのさん「自分で動物園に行って写真を撮ったりなどして(描いた)圧倒的に目立つような作品を描きたかったので、最後の題材に選んだ」

卒業後は、タトゥーアーティストを目指すという吉田さん。虎の眼差しに込めた思いは?
東北芸術工科大学 洋画コース 吉田ひなのさん「私の意識としては、未来を見据えるような感覚で書き込んだ。書き上げるぞという覚悟で挑みました。一番見てもらいたいのは、顔の毛の書き込みですね」
