今月3日から山形県酒田市内に出没したクマ。

住宅街の倉庫に居座り続けましたが、その後、行方をくらませました。

市や警察がきょうもクマの行方を追い、警戒を続けていましたが、発見には至っていません。

もしクマに遭遇した場合、どのようなことに注意すべきなのでしょうか。

クマは今月3日、酒田市内を転々としたのち、住宅街の倉庫に入りこみました。

警察や猟友会らが倉庫の中に箱ワナを仕掛け捕獲を試みましたが、クマはワナに入らず、およそ2日間にわたり倉庫に居座り続けました。

吉田航 記者「クマはこちらの小屋から逃走。警察が警戒を続けている」

出入り口は板でふさがれていたものの、おととい夜10時ごろクマは、板の隙間から外に出て逃走。行方をくらませました。

現場付近では銃のようなものをもつ猟友会のメンバーの姿ありましたが、今回は箱ワナのみで捕獲を試みました。

今回、麻酔銃を使用しなかったことについて、酒田市や県は、鳥獣保護法の規定で
建物の中での銃の使用が禁じられていることや二次被害が出るおそれがあったためとしています。

市や警察がきょうも警戒を続けましたがクマの発見には至らず、あす以降は、学校の登下校時を重点的にパトロールするとしています。