漫画家にとっても「メリット」

講師を務める漫画家にとっても、刺激になっているようです。

講師を務める漫画家 タネオ・マコトさん
「普段は一人で黙々と描くだけなので、こういう風に一緒に描く仲間みたいな感じで一緒に創作活動ができているというのは自分にとってはメリットですね」

課題は「運営費」と指導者の確保

一方で、課題もあります。

モデル事業のため、今年度は外部への委託料としておよそ160万円の補助を国から受けています。

ただ、このモデル事業は長くても2026年度までには終わる予定で今の規模で続ける場合、生徒一人あたり少なくとも月5000円程度の負担が発生するといいます。

さらに指導者の確保も簡単ではありません。

北九州市教育委員会 竹中雅則 部活動地域移行担当課長
「漫画を教えられる指導者の確保は非常に大きいと思っています。子どもたちのニーズに応えられるだけのプロの漫画家さんが教えられるという状態で、どれだけ確保できるのかというのがなかなか難しい」

運営を続けていく上での課題もありますが、生徒たちは熱い思いを持っています。