テロや暴動など治安出動の対応を強化しようと、陸上自衛隊と大分県警が6日、共同訓練を実施しました。

この共同訓練は陸上自衛隊別府駐屯地で2年ぶりに行われ、自衛官や警察官およそ60人が参加しました。

陸上自衛隊別府駐屯地

自衛隊はテロや殺傷力の強い武器での攻撃など、警察だけでは対応が難しい場合に、内閣総理大臣の命令や都道府県知事の要請を受けて治安出動します。

訓練は県内で大規模な暴動が発生した想定で行われ、自衛隊の車両がパトカーに誘導されて緊急出動する手順を確認しました。また、非公開で検問の設営や指揮所運営の訓練も行われたということです。

自衛隊と県警は「万が一に備えて連携を深めて対応できるよう実行力を高めたい」としています。