今季最強寒波の影響で、各地で大雪となっています。大変な状況の中でも物流を守るために働くトラックドライバー。そのプロフェッショナルな仕事ぶりに密着しました。
遅れや通行止めより「安全第一」物流支えるベテラン

今シーズン最強寒波の影響で、北日本から西日本の日本海側を中心に、警報級の大雪が降り続いています。
住民
「降り出せば一晩でこれだけ降るものだからね。生活苦ですよね」
新潟県津南町の酒蔵では、窓の外に大量の雪が見えます。蔵の裏は、屋根からの落雪もあり、雪に埋もれてしまいました。
そんな大雪の中、物流を守るために働く人たちがいます。
ドライバー歴30年のベテランで、長岡市の運送会社で働く佐藤大輔さんです。
1本10キロのトラック用のタイヤチェーン、雪に強いスノーワイパーをチェック。いざという時のための携帯トイレも用意して、準備は万全です。

フジトランスポート 佐藤大輔さん
「今日はもう最悪ですね。水分を含んでいる雪っていうのは、ハンドルとられちゃうんですよ」
トラックは、お昼前に長岡市を出発。翌朝6時ごろまでに、大阪に荷物を届ける予定です。ところが…
フジトランスポート 佐藤大輔さん
「福井県が大雪で通行止めのため、急遽、長野まわりってことで」

大雪の影響で、急遽ルート変更を余儀なくされることに。
長野まわりで行くため、通常であれば2時間ほど遠回りになってしまいます。
フジトランスポート 佐藤大輔さん
「北陸道高速道が通行止めになるとしたら、一般道8号線も止まっちゃう。とにかく通行止めになっていない道を選んで、運行管理者と考えながらルートを決めていますね」

到着の遅れや通行止めになることをおそれて、焦ってスピードを出してしまいがちだといいますが、「安全第一」を心がけて運転しているといいます。