営業は順調でしたが…
太平洋戦争が勃発。
初代の伴七さんは高齢のため戦争中に他界しました…。
戦後の混乱の中、地域の人はこの湯を頼ったといいます。
喜久乃湯温泉 3代目 平賀理恵子さん:
「戦争の後、洗濯とかで水がなくなって近所の人に分けたことがあったと義父から聞いた」
喜久乃湯温泉 3代目 平賀忠臣さん:
「寒い冬なんかはあったかいから。やっぱり(源泉が)28度ありますから」

2代目を継いだのは戦争から帰った息子の忠治さんと妻・春江さんでした。
喜久乃湯温泉 3代目 平賀理恵子さん:
「(戦争から)義父が帰ってきたときは多分喜んだよね。すぐそのあと義父が継いで、一生懸命やってこの大きさに、今の大きさに広げた」