「昭和100年~文豪も愛した名湯喜久乃湯温泉~」
喜久乃湯温泉は昭和元年、初代・平賀伴七さんと、妻・たのさんが創業しました。日本を代表する文豪もこの湯を愛していたと言います。

喜久乃湯温泉 3代目 平賀忠臣さん:
「誰だっけ?」
喜久乃湯温泉 3代目 平賀理恵子さん:
「太宰治でしょ」
喜久乃湯温泉 3代目 平賀忠臣さん:
「あー、太宰治」
喜久乃湯温泉 3代目 平賀理恵子さん:
「何言ってるの。突っ込みたくなる」

昭和14年=1939年、太宰治は甲府市の石原美知子と結婚し、喜久乃湯温泉のすぐ近くの家で新婚生活を送りました。
毎日午後3時ごろまで机に向かった後、この湯に浸かっていました。
喜久乃湯温泉 3代目 平賀理恵子さん:
「甲府にいる時間はそんなに長くなかった。でもその間は毎日、ほぼ毎日通ってくれたと。タイムマシンがあったら私その時代に行って、『そのうち有名になりますよ』って言いたい」