村長に聞くと…“村の良さのアピール”が狙い

 完成後も非難の声が上がるトイレ。なぜそこまでして作ったのか、村長に聞いてみました。

 (御杖村 伊藤収宜村長)「『伊勢本街道』という旧道があるんですが、これがちょうど(村内では)西の入り口、このトイレを設置した場所から始まるんですね。御杖の良さをアピールする、また、休憩してもらって村の中を楽しんで散策してもらえるようにと」

 村の東西に走る伊勢本街道。奈良県と三重県の伊勢神宮を結ぶ街道です。トイレは街道沿いの御杖村の西の入口に設置されました。トイレの利用者に村をアピールする狙いがあり、観光スポットを紹介するパンフレットが置かれています。