今月、福岡高裁で控訴審が始まる被爆体験者訴訟の原告らが、病理学の専門家らを招き「放射性微粒子」による内部被ばくの学習会を開きました。
講師を務めたのは、生物物理学が専門の高辻俊宏長崎大学名誉教授と病理学が専門の七條和子長崎大学客員教授です。
七條さんは長崎原爆の爆心直下で死亡し、後にアメリカから返還された被爆者の臓器にいまだにプルトニウムが残存し放射線を出し続けていることを発見、2009年に発表しており体内から放射性微粒子がなくならない限り細胞を傷つけ続ける可能性があるとしています。
長崎大学・七條和子客員教授
「細胞の核に知らない間に傷害を与えるんですよね。手術して直せるわけでもないし細胞の核が知らない間に傷ついていて修復できない修復できないとなってしまっているので」
被爆体験者・岩永千代子さん(89)
「世界に発信したい。被ばくということを被爆ということが人類の破滅につながるということを」
原爆の内部被ばくについて、国は一貫して「線量が低く人体に影響ない」としており、七條さんの研究は発表から16年たった今も内部被ばくを訴える被爆体験者の声と結びついていない状態です。














