2025年はきのう2月2日が節分でした。3日は高知県四万十市の八幡宮で園児たちが豆まきをして鬼退治に挑みました。
四万十市の不破八幡宮にやってきたのは中村幼稚園の園児たちおよそ160人です。八幡宮では毎年、節分の祭りを行っていて、年長と年中の園児が代表して社殿に上がりお祓いを受けて健やかな成長を願いました。
お祓いを終えた園児たちが境内で待っていると赤と緑の鬼が姿を見せます。恐ろしい形相で園児たちに向かってくる鬼。

鬼は先生を担ぎ上げてさらおうとしますが園児たちは勇気を出して豆を投げつけ先生を助けます。そして鬼が退散すると福の神が現れ、ご褒美として園児たちに金平糖をプレゼントしました。

(園児)
「全然、怖くないし泣いてないし…、すごく楽しかった」
「(鬼は)逃げていった」
「楽しかった」

また、保護者や近所の住民も集まってもち投げも行われました。

また高知市の保育園では園児たちに「恵方巻き」がプレゼントされました。

恵方巻を贈ったのは、高知市ですし店の「おらんく家」を展開する「マーク」で、3日は職人らが高知市の江陽保育園を訪れ、園児たちに恵方巻きをプレゼントしました。
(園児)
「いただきます!」

箱を開ける時は、わいわい、ガヤガヤ…。それでも、先生が「黙って食べる」よう声をかけると、みんな思い出したのか、声をひそめて、2025年の“恵方”西南西を向いてもくもくと食べ進めました。

(園児)
「おいしかった」
(Q.食べている時は何を考えていた?)
(園児)
「・・・」
(Q.内緒?)
「うん」
恵方巻きには、グリーンリーフやキュウリ、かつおなどが使われていて、アレルギー対策も施されています。すべて職人が3日朝、手作りしたもので、2025年は、高知市や南国市の幼稚園、保育園、福祉施設などに、あわせて930本ほどが贈られました。


(土佐鮨処おらんく家 追手筋店 松尾博昭 店長)
「やっぱり『おいしく食べていただけるように』というのは、(職人)みんなで作る時に、『大事にしよう』と作ったので、おいしく食べていただいて、(職人)みんなにもいい報告ができそうです。この子どもたちの笑顔を見ると、『1年間頑張ろう』と思えますね」
