4日朝、北朝鮮がミサイルを発射し太平洋上に落下したとみられます。
宮城県によりますと、県内で被害は確認されていませんが、住民からは不安の声が聞かれました。
4日午前7時22分頃、北朝鮮が弾道ミサイルを発射しました。
ミサイルは青森県付近の上空を通過した後午前7時44分ごろ日本の東およそ▼3200キロの太平洋、日本のEEZ=排他的経済水域の外に落下したものとみられます。
岸田総理:
「最近の度重なるミサイルの発射に続く暴挙であり、強く非難をいたします」
宮城県は、Jアラート=全国瞬時警報システムの対象地域になりませんでしたが、県は警戒配備を行い、被害などの情報収集にあたりました。
県内では被害は確認されていません。
気仙沼魚市場では…

カツオ一本釣り船漁師:
「落ちたら怖い。前もあったし」
「太平洋側に飛んでくるのは気持ちのいいものではない」
仙台駅前では…

「いままではEEZ(排他的経済水域)の日本海側だったけれど、日本列島を越えたのでちょっと危ない」
「素直にちょっと怖いなと思った。ミサイルが飛んでくるという話をして、そういう時は建物の中に逃げようねとか、地下鉄の駅とかがいいかもという話をした」
「防衛という面で日本も考えていかないといけない」
ミサイルの飛行距離は過去最長のおよそ▼4600キロと推定されています。
北朝鮮のミサイルが日本の上空を通過したのは2017年9月以来、7回目です。
この影響で、JR東北新幹線は、安全確認のため新青森駅と盛岡駅間で一時、運転を見合わせました。また、一部の新幹線に最大18分の遅れがでました。

県内の在来線や仙台空港発着の空の便には影響はありませんでした。