有毒植物の「クワズイモ」が誤って出荷・販売され、食べた人11人が口の痛みなどの症状を訴える集団食中毒が発生しました。

大分県によりますと臼杵市内の出荷者が、自生するクワズイモを食用のハスイモとして市場や仲卸業者に出荷し、その後スーパーで販売されました。

10月1日、購入した客から「口の中がかぶれた」などの連絡があり、県が調査したところ有毒植物のクワズイモと判明しました。

7家族11人が口の中や舌の痛みの症状を訴えているということです。

有毒植物のクワズイモは葉の形や光沢などに特徴がありますが、食用のハスイモと非常によく似ているということです。

クワズイモは39袋流通しましたが、このうちコープ臼杵店と大分市馬場の若狭青果で扱った9袋が回収されていないということです。