“無投票再選” では民意が反映されない…

政治制度論の専門家は、無投票当選は議会に民意が反映されていないと警鐘を鳴らします。

駒沢大学 大山礼子 名誉教授
「定数ぴったりで無投票っていうのは本当にもう出来レースで地区代表が出てるっていうことなんですよ。(全国では)もう3回ぐらい選挙続けてないところもありますよね。それは本当にもう危機的状況」

県内でも南砺市議会(定数17)が前回、前々回の選挙で無投票だったほか、入善町議会、舟橋村議会も前回選挙は無投票でした。

こうした中、砺波市議会では議員定数の削減と合わせて報酬の引き上げが提案されるなど多様な人材が立候補しやすい環境づくりへ議論が続いています。

全国都道府県議会議長会の会長も務める山本議長は─。

富山県議会 山本徹議長
「若い方や女性の意見をしっかり受け止めてそれを議会に反映することができれば別に無理に女性や若い人たちがいなくてもいいわけですよね。でもそこがやっぱりなかなかできていない。生の声を、現場の人たちが届けていただくことが一番効果が上がるとすればそういうことではないでしょうかという意味で、若い方や女性の方にもっと参加してほしい」