熊本市で、北方領土問題についてを学ぶパネル展が開かれています。
2月7日の「北方領土の日」を前に開かれたパネル展では、近年の北方領土問題を巡る動きや、これまでの歴史などが紹介されています。

北方領土は1945年、旧ソ連に法的な根拠なしに占領され、いまだ返還されていません。
その後、日本とロシアの協議の中で元島民がビザなしで墓参りができるようになるなど一時交流が行われましたが、これもコロナ禍やその後のウクライナでの戦争で途絶えています。

パネル展の主催者は、元島民も高齢化する中で、早期の平和的解決を訴えています。
熊本県北方領土対策協会 吉田宣征事務局長「だんだん風化していくような傾向があり、問題への関心の低下が危惧されます。こういう運動を続け早期返還の実現に結び付けたい」

パネル展は、サンロード新市街ではあす2月2日まで。
2月3日から7日までは熊本市役所1階ロビーでも行われます。














