2月に琉球ゴールデンキングスU22枠に加入する、平良宗龍選手の素顔に迫ります。弟2人もバスケットボール選手。お父さんも元プレーヤーという、バスケ一家の平良家を取材しました。
新潟県の強豪、開志国際高校3年の平良宗龍。身長183センチ、得意なプレーは、3ポイントシュートです。
――打つときに心がけていることは?
▼次男・平良宗龍さん「自分は弱くなることが多いので(距離が足りない)強く強くと意識しながらやっています」
小学生の頃からキングスアカデミーに所属していた平良は、中学3年の時にはチーム初の「飛び級」でキングスU18の試合に参加、経験を積んできました。
那覇市の金城中学校を経て、新潟県の強豪校・開志国際高校に進学。高校1年の時のウィンターカップは、決勝戦で4連続の3ポイントシュートを決め、チームの優勝に貢献。今年度も中心メンバーとしてベスト8まで勝ち進みました。
宗龍は、平良家の次男。三男の奏龍も、開志国際高校のバスケットボール部で活躍。取材の日は四男の孔龍が、一緒に汗を流していました。

▼四男・平良孔龍さん「1対1で(宗龍に)何回もボコボコにされているので、ライバル心を持って、いつか必ずやっつけてやろうという気持ちでやっています」
沖縄県U15バスケットボール選手権では、何度もシュートを決め大活躍した四男の孔龍。チームの監督は、父・監司郎さんです。監司郎さんもまた、社会人チームでのプレー経験を持つ元選手。指導者になってからも宗龍が在籍していた那覇市立さつき小学校を県大会3連覇に導いた“敏腕”としてバスケ界でその名を知られています。
▼父・平良監司郎さん「実は息子たちがキングスアカデミーにいたんですけど、一強だったんですね。そこで全国に行ってもなかなか沖縄で相手がいなくて、勝ち上がれなかったのも考えたときに、ちょっと相手になるようなチーム作りたいと思って、そこでスタンダード(という新チーム)を立ち上げようということになった」
監司郎さんが立ち上げたチーム「スタンダード」は今年で活動4年目。沖縄県U15バスケットボール選手権では決勝に進出。全国準優勝の琉球ゴールデンキングスU15にあと一歩まで迫りました。
――「スタンダード」の名前の由来は?
「スタンダードっていうのが基本だと思うんですけど、バスケットボールだけでなくて日常生活とか人間力のところも基本を大事にしながらやろうということで」
ディフェンスやリバウンドなど、泥臭い練習に重点をおき指導している監司郎さん。日中はチームの指導に当たるため、普段は夜勤の介護士として働いています。
相手より、ちょっとでも勝ちたいという気持ちがあるところが勝つ。絶対これ。意地。さっき言ったルーズボールのところとかディフェンスとか。そういう意地があるチームが絶対的に俺は勝ちあがると思っている。