南岸低気圧は大雪災害をもたらすことも

南岸低気圧は、大雪災害をもたらす可能性があります。

2014年2月7日から8日と、2月14日から15日は、南岸低気圧が通過した影響で、西・東日本の太平洋側で雪が降りました。2月7日から9日にかけての雪では、東京都心で27センチ、千葉県千葉市では観測史上1位となる33センチの積雪を観測しています。
翌週の14日から16日にかけては、内陸部を中心に前週を上回る記録的な大雪となり、山梨県甲府市では過去最多の倍以上となる114センチの積雪が観測されました。

当時、日本列島が強い寒気に覆われていたことに加え、本州の南海上を低気圧が急速に発達しながら通過してまとまった降水となったことが、大雪の主な原因と考えられています。
道路や鉄道の通行止めで複数の地域が長期にわたって孤立状態に陥ったり、亡くなられた人もいたりと、各地で大きな被害が発生しました。

南岸低気圧は大雪災害をもたらすことも