地域で続く伝統産業の魅力を感じてもらおうと、山形県東根市の酒造会社で県立村山産業高校の生徒たちが酒造りを体験しました。
生徒たち、酒造りへの深い思い入れがあるようです。
新酒がおいしく味わえる真冬のこの時期。
東根市の酒造会社「六歌仙」では、早朝から瓶詰作業が行われるなど、新酒シーズンの真っただ中。

ここに・・・
佐藤真優アナウンサー「酒蔵の中は、日本酒のほんのり甘い香りと、鼻にツンと残る香りに包まれています。そんな中生徒は、櫂入れという作業を行っています」

県立村山産業高校では、2017年から、生徒たちに地域の日本酒造りを学んでもらおうと、東根市の酒蔵「六歌仙」と協力し毎年、酒造体験を行っています。

きょう農業経営科の2年生5人が体験したのは、蔵を代表する酒の「かい入れ」という作業。

醪(もろみ)が入ったタンクに蒸しあがった酒米を次々に投入し、発酵を促進させることで日本酒ができるという一連の工程を学んでいました。
生徒「めちゃくちゃ楽しかったです。最初らへんはめちゃくちゃ軽かったんですけど、途中から米がいっぱい入ってきて、重くてとても大変でした」

生徒「長年継承されてきたというか、長い間こうして作られてきているので、歴史とか文化をこれからも繋いでいこう思います」
