北朝鮮がけさ弾道ミサイルを発射し、日本の東北地方の上空を通過した後、太平洋上に落下しました。

北朝鮮のミサイルが日本の上空を通過したのは、今回で7回目です。

松野官房長官によりますと北朝鮮は午前7時22分ごろ、内陸部から弾道ミサイル1発を東の方向に発射しました。

ミサイルは日本の東北地方の上空を通過した後、午前7時44分ごろ、太平洋の日本のEEZ=排他的経済水域の外に落下したものとみられます。

政府は、Jアラート=全国瞬時警報システムで、北海道と青森を対象に警戒を呼びかけています。

北朝鮮のミサイルが日本の上空を通過したのは、今回で7回目です。

現時点で被害の報告はないということです。

松野官房長官は「我が国上空を通過させる形での弾道ミサイル発射は、航空機や船舶はもとより上空を弾道ミサイルが通過したと判断される地域の住民の安全確保の観点からも極めて問題のある行為だ。北朝鮮に対して厳重に抗議し、最も強い表現で非難した」と述べました。


また韓国軍の合同参謀本部は、きょう午前7時23分に北朝鮮が北部の舞坪里の付近から東の方向に中距離弾道ミサイルとみられるミサイルを発射し日本の上空を通過したと発表しました。

韓国軍は「監視と警戒を強化し、米韓の間で緊密に協力しながら万全の態勢を維持している」としています。