自民党安倍派の元会計責任者の参考人招致をめぐり、与野党はあす、衆議院・予算委員会を開いて議決することで合意しました。

衆議院・予算委員会はきょう午後、理事懇談会を開き、安倍派の元会計責任者の参考人招致について、安住予算委員長があすの委員会での議決を提案し、与野党で合意しました。

自民党は反対する考えで、予算委員会で「全会一致」ではない、多数決による参考人招致は51年ぶりです。

安住淳 予算委員長
「本予算の審議をこれ以上遅らせることは、我が国にとって決してプラスではないと判断をいたしました」

参考人招致は2月10日をめどに行いたいとしていますが、元会計責任者はすでに出席しない意向を弁護士を通じて自民党に伝えていて、招致が実現しなかった場合の対応は与野党がさらに協議することになります。

新年度の予算案はあすの予算委員会で趣旨説明を行い、今月31日から実質的な審議に入ることになり、スタートの時点で予定よりも1日遅れることとなりました。