ガソリン価格が今週も値上がりし、山梨県内はレギュラーが1リットル184円台となり歴史的水準に近づいています。
少しでも安いところで給油しようと県境のスタンドに異変が起きています。
資源エネルギー庁によりますと県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は27日時点で1リットル184.2円で前の週より0.7円値上がりし、最高値の187円に近づいています。

こちらは国道141号沿いにある北杜市高根町清里のガソリンスタンド。
レギュラーの表示価格は186円で、特別安いわけではありません。
注目は給油する車で、長野ナンバーが目立ちます。
こちらではガソリン価格の上昇が始まった2か月前から長野ナンバーの給油が増え、今では客のおよそ6割を占めるということです。
長野県から訪れたドライバーは:
「長野県を出るときはそこ(外出先)で入れるようにしています」
ー長野県のガソリン価格ってどうですか?
長野県から訪れたドライバーは:
「高い高い高い!」
車でおよそ10分離れた長野県南牧村のガソリンスタンドでは…
羽田記者:
「本日定休日ですが、レギュラーガソリン192円と書かれています」
長野県はレギュラーが1リットル193.7円で全国で2番目に高いため、10円近く安い山梨への越境給油が増えています。
長野県は製油所から遠く輸送コストが高いことや、山間地が多くスタンド1軒当たりの販売量が少ないことから価格が高くなるとみられています。
なお今週の価格で最も高いのは高知県、最も安いのは愛知県でした。