岸田総理が臨時国会の所信表明演説で電気料金の大胆な抑制策を打ち出しました。岸田総理の発言に対して県民はどのように受け止めたのでしょうか。

岸田総理:
「急激な値上がりのリスクがある電気料金。家計・企業の電力料金負担の増加を直接的に緩和する前例のない思い切った対策を講じる」


岸田総理は3日臨時国会の所信表明演説で『経済の再生が最優先課題』だと強調し特に電気料金の負担軽減に向け『前例のない思い切った対策をとる』と表明しました。


電気料金の高騰対策を巡っては、自民党の萩生田政調会長が2日のテレビ番組で、急激な高騰への激変緩和措置の必要性を指摘した上で『今、目の前にある家庭で2割上がっており、少なくともこの半分ぐらいまでは 戻していく必要がある』と述べていました。

県内では7月末の会見で北陸電力の松田社長が…。

北陸電力 松田光司社長:
「今回の決算を見てわかるとおり、電気料金が燃料価格の高騰とかいろいろなものに対して追従していない。まず我々ができること、コストダウンできることを徹底的にやります。その上でもなかなか難しい場合は、電気料金についてどういうようなあり方がいいのかを検討することにします」


北陸電力では家庭向けの規制料金ではことし2月にすでに上限に達しています。一方、オール電化などの家庭での利用が多い自由料金については上限が設定されておらず値上がりが続いています。



こうした中で政府が打ち出した電気料金値上がり抑制策。県民はどう受け止めたの
でしょうか?

記者:
「電気代が下がるってどうですか?」

男性:
「それは普通にうれしいと思います。それだけ聞くとうれしいですね。月々かかってくるものなのでちょっと安くなるだけでも、すごく楽にはなるのかなと…」



男性:
「小手先の仕事みたいな気がする」





記者:
「小手先とはどういう意味ですか?」

男性:
「だって一時的な解決でしかないでしょ」

男性:
「安くなったほうがいいに決まっているけれど、全体的に、国全体の経常収支からいったら赤字が多くなっていくというのが、どうかなという気はする。人気とりみたいな気もするし」