ロシアによる軍事侵攻からまもなく3年となりますが、停電などの被害が続くウクライナのオデーサから、現地で活躍する日本人指揮者とオーケストラが3月に来日し、横浜市で公演を行います。
オーケストラは100人規模になるということで、ウクライナ南部オデーサにある歌劇場で首席客演指揮者を務める日本人の吉田裕史さんが「戦時下でも音楽を続けているオーケストラのメンバーを日本につれてきて、日本の人々に彼らの音楽を届けたい」という思いで企画したものです。
きょう、吉田さんは横浜市で会見を開き、オデーサの現状について語りました。
オデーサ歌劇場 首席客演指揮者 吉田裕史さん
「異例のことですが、10日間もリハーサルが取られてます。普通オーケストラのリハーサルって3日間とか2日間なんですよ。10日間、これは実は停電なんですね。1日に本当に数時間しか電気が使えないっていうことも関係してるんです」
吉田さんは、このように練習を続けるのが難しい状況であっても、オーケストラのメンバーは「日本に行って日本の皆さんに(演奏を)聴いてほしい」という強い思いをもっていると訴えました。
また、会見に同席したウクライナのコルスンスキー駐日大使は、オーケストラのメンバーなどが「警報や空襲の中でも芸術に力を入れ続けていることは、絶対に負けない、絶対に諦めないという意思の証拠だ」と語り、来日公演で日本の人々にウクライナの音楽が届けられることに期待を寄せました。
公演には、神奈川に住んでいるウクライナからの避難民も招待されるということです。
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