秋田中央警察署は、秋田市に住む50代男性がLINEでやり取りしていた人物に770万円をだまし取られていたことを明らかにしました。
1月7日、秋田市に住む50代の男性のインスタグラムの投稿に大阪府に住むハーフの帰国子女を名乗る人物からコメントが届き、LINEでメッセージのやり取りをするうちに、相手に好意を持つようになりました。
そして相手から「2人で一緒に将来の生活を計画しましょう」「ゼロリスクの投資で暗号資産をを低く買って、高く売ることができます」などと暗号資産による投資を進められ「Bifrostwallet」というアプリをインストールしました。
男性がアプリを開き、相手から指定されたURLを入力すると、「trustFunds」というサイトに接続され、そのサイトのカスタマーセンターに入金依頼すると、振込先口座を指定されたことから、口座に現金を振り込むと、サイト内で利益が出ました。これにより相手を信用した男性が8回にわたって指定された個人名義や法人名義の口座に現金約770万円を送金しました。
その後、男性が1千万になった投資の利益を出金しようとしたところ、保証金としてさらに現金を支払うように言われたため、不安に思った被害者が銀行に相談し、被害に気が付いたものです。
秋田中央警察署は「SNSを通じて知り合った相手から、投資などの儲け話を持ちかけられ、現金をだまし取られる被害が全国的に発生しています。このような勧誘があった場合、一人で判断せず、家族、知人、警察などに相談して下さい」と呼びかけています。