燃料デブリの取り出しや処理水の放出について、国と東京電力が、福島県民と意見を交わしました。
この会議は、福島第一原発の廃炉作業に県民の意見を反映させようと開かれ、国や東京電力と、7つの市と町の住民が出席しました。

会議では、東電が、処理水の放出や燃料デブリの試験的な取り出しなど、廃炉の進捗状況について、説明しました。出席者からは「デブリの取り出しの完了はいつになるのか」、「取り出しの費用はどれくらいかかるのか」などといった質問が出ました。
東京電力の担当者「(取り出し完了は)今の時点では3、40年と一つの目標にしているが、今後しっかりと検討の中で考えていきたい」
国と東電は、会議で出た意見を踏まえて、廃炉を進めていくとしています。
