熊本市内の山林に不法投棄された廃棄物を解体工事業者などが撤去しました。現場から見つかったものとは。

熊本市西区の市道脇の山林では、約30人が不法に投棄された廃棄物を撤去しました。これは、県の解体工事業協会と市の職員が毎年ボランティアで行っているものです。

現場にあったのは…。

ボランティア「小型の冷蔵庫です」

小型の冷蔵庫

4人がかりで引き上げているのは…銅線が入った大きな袋。

ボランティア「泥棒がたぶん(銅線の外側にある被膜を)むいて捨てたものです。外は処分代がかかるので」

「銅線の外側」が詰め込まれた袋

ほかにも洗濯機やチャイルドシートなど、合わせて2トントラック3台分の廃棄物を収集しました。

熊本県解体工事業協会 喜讀宣友理事長「誰かが捨てると、またそこに捨てる。(撤去を)やり続けるしかないですね」

熊本市には2024年に149件の不法投棄の苦情が寄せられていて、市の委託業者は、不法投棄した廃棄物を見つけると捨てた人を特定する作業などを進めています。

回収された廃棄物の一部