JR四国は、鉄道事業以外での収益拡大をとサーモンの陸上養殖に取り組んでいます。新年度から愛媛県西条市で本格的に養殖を始めると明らかにしました。
(JR四国 四之宮和幸社長)
「四国内での事業展開を検討してまいりましたが、このたび愛媛県西条市において陸上養殖事業を実施することになりました」
JR四国は、非鉄道事業での収益拡大を目指して、昨年8月から熊本県で試験的にサーモンの陸上養殖に取り組んできました。
四国での事業展開を目指して用地を探していたもので、新年度、西条市にある愛媛県漁協の支所の敷地で養殖を始めることにしたものです。

13基のいけすを購入し、今年4月に稚魚を放流、地元の水産業者の力を借り、来年1月ごろの初出荷を目指します。
地下水を利用した「かけ流し方式」で養殖するため、水量や水質がいいことが決め手になったといいます。

(JR四国 四之宮和幸社長)
「新しい領域のチャレンジということで一次産業に参入するということでありました。これにとどまらず、今後の養殖地の確保にむけても広げていきたい」
JR四国は、2030年までに1億円の売り上げを目指し、さらなる養殖地の確保を進めたい考えです。