
今年の目標は「ない」と語った宮本。実は、この後、こう付け加えたんです。
「どうしたいとか全くないですね、まあ自分のウエイトの目標というのしかないですね、今は」
――ウエイトの目標は?
「世界一になりたいというのが目標なので、世界ランキングも3番とかにいる位置なので、一度は世界選手権とかで一番になりたいというのは、この脂が乗っている時期にやっておきたいことですね。いつでもいいです、なれるんだったら。そこだけが目標で、今年の目標というのは特に考えてないですね、すみません(笑)」
ウエイトリフティングの道を究める。世界一を目標にかかげる宮本。その姿勢には余裕さえ感じられるんです。
「なんか視野が広くなった感じ、自分で言うのもなんですけど、視野というか余裕というのかができたのかなと思います。だから緊張したりやんなきゃいけないってときも、そうではない感じでできています。ちゃんとやるのはもちろんちゃんとやるんですけど(笑)」
様々な国際大会を経験し、オリンピックも2度経験した27歳は世界での戦い方を見極めているようでした。
今年から階級の区分が変更されるウエイトリフティング。宮本はこれまでより2キロ軽い71キロ級で新たな戦いに挑む予定です。
宮本:「(71キロ級は)合いそうです。(これまでは)ずっと体重を増やしていたので。あとはかっこよくなりたいです、痩せて(笑)」
村上:「でもどんな階級でもイケるっしょ、勝てますよね多分宮本くんなら」
▼宮本昌典「挑戦者で挑むってことを止めようかなって思ってますね、自分がチャンピオンになって世界一になって、そのモチベーションのまま、行きたいと思っています」
――じゃあ一度世界一になってオリンピックに行きたい?
「はい、うん、まあ、それぐらいラフに考えています」
