パリ五輪で6位入賞を果たすもメダルを逃したウエイトリフティングの
宮本昌典選手。1月に行われた日本代表合宿で今年の目標を聞くと意外な答えが返ってきました。

▼宮本昌典「(パリ五輪の後は)全くストレッチもしない、何もしなかったですね。廃人になってました(笑)、本当に飯も一日一食とか」

――今年の目標は?
「ああ、全くないっすねえ(笑)」

オリンピック2大会連続出場の宮本昌典27歳は今、何に向かっているのかー

選手村で同部屋だった村上英士朗(102キロ超級でパリ五輪出場)と大会を振り返りました。

左:村上英士朗 右:宮本昌典

宮本:「ベッドの間これぐらいで、こんな距離でずっと1日中しゃべっていました」
村上:「だからダメだった、ストレスをかけてしまったかもしれない、すみません沖縄のみなさん、俺のせいで宮本がメダルを逃したかもしれない(笑)、でもマジでメダル取れそうだったのでおしかったから」
宮本:「腰が…」

オリンピック直前に腰を痛めた宮本は、腰痛に加え、足にもしびれが出ていました。

▼宮本昌典「まあ本当に腰が持ってくれという気持ちでしかなかったですね」

オリンピックが終わって3か月ほどは、オフの時間に充てたと言いますが…

「旅行とかもしたんですけど、まあ、複雑な気持ちもあったんで、心から楽しめた感じはないですね。やっぱりオリンピックでメダルが取れなかったので、ぼーっとするような3か月になりましたね」

今月国頭村で行われたウエイトリフティングの日本代表合宿。メンバーは様変わりし、大学生など若手が増えました。

「もうそろそろベテランの域になる年齢になってきました、世代交代です(笑)」