■プロ野球 ヤクルト-DeNA(3日・神宮)
ヤクルトの村上宗隆(22)が、今季最終戦の7回第4打席、DeNAの入江大生(24)から15試合ぶりとなる56号ソロを放ち、ついに日本選手最多のシーズン56号本塁打を達成。1964年に王貞治氏が記録した55本塁打を58年ぶりに更新し、同じく55本のローズ(近鉄・2001年)、カブレラ(西武・2002年)を抜き、バレンティン(ヤクルト・2013年)の60本に次ぐプロ野球歴代単独2位に浮上した。
球史に残る一発は、5点リードで迎えた7回先頭の打席で、入江の初球151キロのストレートを捉え、ライトスタンド中段に突き刺さる、実に61打席ぶりの豪快弾となった。打った瞬間、ベンチのチームメイトらにガッツポーズを見せ、喜びを爆発させた。
村上は9月13日の巨人戦(神宮)で54号(対戦投手:菅野智之)と55号(同:大勢)をマークしたが、以降13試合は57打席ノーアーチで今季最長を更新。前日の阪神戦(甲子園)では、8月6日以来のスタメン外となり出場なし。直近13試合は44打数5安打(打率.114)、さらに5つの申告敬遠含む13四死球の三振20と、大記録を前に足踏みが続いていた。
25日のチーム優勝決定後の会見では「(本塁打記録に)挑戦できるのは僕しかいないんで。その幸せを感じながら、自分ならできると信じて頑張りたい」と意気込んでいた村上は、この日、本拠地神宮でついに沈黙を破り、“世界の王”の記録を超えた。王氏は1964年9月23日(大洋戦・後楽園球場)、当時24歳で55号を達成し、村上は史上最年少22歳で日本選手シーズン最多本塁打の快挙となった。
この日、三冠王も狙う村上は現時点で打率.318に上昇。打点は134に到達し、青田昇(巨人・1950年)とバース(阪神・1985年)に並ぶ歴代11位に浮上した。
■プロ野球シーズン本塁打記録
1 バレンティン 60本(2013年・ヤクルト)
2 村上宗隆 56本(2022年・ヤクルト)
3 王貞治 55本(1964年・巨人)
ローズ 55本(2001年・近鉄)
カブレラ 55本(2002年・西武)
6 バース 54本(1985年・阪神)
7 野村克也 52本(1963年・南海)
落合博満 52本(1985年・ロッテ)
■村上宗隆 50本塁打以降の対戦投手
50号 9月2日(中日戦・神宮)大野雄大
51号 9月4日(中日戦・神宮)髙橋宏斗
52号 9月6日(阪神戦・甲子園)青柳晃洋
53号 9月9日(広島戦・神宮)大瀬良大地
54号 9月13日(巨人戦・神宮)菅野智之
55号 9月13日(巨人戦・神宮)大勢
56号 10月3日(DeNA戦・神宮)入江大生
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