アストラムラインを運行している広島高速交通は、ことし10月から開業以来初めて運賃を値上げする方針を明らかにしました。

アストラムラインは、広島市中心部と北西部の住宅地を結ぶ18・4kmで営業しています。

広島高速交通は値上げをする理由について、コロナ禍で大幅な減収となる中、設備などの更新や修繕をする必要があったこと…。さらに、人件費の増加や物価上昇が経営を圧迫していることなどをあげています。

値上げは最大で30円を予定しています。

定期も通勤の1か月で420円から1410円。学生も320円から1090円の値上げになるということです。

アストラムラインの運賃値上げは、1994年の開業以来初めてで、広島高速交通は、「市民の暮らしに欠かせない大切な移動手段として、安全・安心でこれまで以上に便利なサービスの提供に努め、愛されるアストラムラインを目指したい」としています。