26日の文化財防火デーに合わせて、歴史的価値のある文化財を火事から守ろうと、27日、高知城で防火訓練が行われました。
高知城は天守をはじめ15の重要文化財があり、1月26日の文化財防火デーに合わせて訓練が行われています。27日は高知市消防局や高知公園管理組合の職員らが参加し、「天守で火事が発生した」という想定で行われました。はじめに煙が出ていることを伝えられた職員がアナウンスで建物内にいる人に避難を呼びかけました。同時に3つある自動の放水銃も作動し、駆けつけた消防隊と職員はホースを使って火を消すまでの一連の流れを確認していました。また本丸には去年の秋に新しく消火栓が設置され、以前よりも30秒ほど早く消防隊たちが火事に対応できるようになったということです。

(高知市消防局 北村嘉健 副参事)
「こういう建物をしっかり守るために、新しい設備や作戦を考えながら防災をやっていきたい」
火を使う機会が多いこの時期、高知市消防局は「乾燥や強風注意報が出ているときは屋外での火の使用を控えてほしい」と呼びかけています。