末端価格で68億円相当の覚せい剤を密輸し、覚せい剤取締法違反などの罪に問われているウクライナ国籍の男の裁判が27日行開かれ、被告の男は無罪を主張しました。

覚せい剤取締法違反などの罪に問われているのは、ウクライナ国籍で住居不定・無職のスミルノブバレリー被告です。

起訴状などによりますと、ウクライナからの避難民だったスミルノブ被告はおととし8月、航空貨物で覚せい剤およそ113キロ、当時の末端価格にして68億円相当を国内に密輸したとされています。

27日の初公判でスミルノブ被告は「航空貨物に隠された覚せい剤を知りませんでした」などと起訴内容を否認しました。

検察側は、被告が覚せい剤を運ぶための車や段ボールを手配していた点、航空貨物として届いた機械を解体して中に隠された覚せい剤を取り出そうとした点を挙げて故意があったと指摘しました。

一方弁護側は、被告はウクライナを支援するための機械を受け取ったが「覚せい剤が入っているとは考えてもいなかった」として無罪を主張しました。公判は28日も行われます。