46年間に渡って市民に親しまれた新潟市中央区・本町通りの『イトーヨーカドー 丸大新潟店』が26日、その歴史に幕を降ろしました。

最後の時を見守ったのは常連客や店の元従業員たち。
家族や仕事仲間との思い出を聞かせてくれました。

【常連客】
「三越がなくなってからどんどん寂しくなっていますよね。それでヨーカドーもなくなるということでこの先、買い物がちょっと大変かな…」

1978年にオープンした『イトーヨーカドー 丸大新潟店』。

身近な総合スーパーとして、半世紀近くにわたり地域に愛されてきました。

しかし、2019年に丸大長岡店と直江津店が撤退すると、2024年2月にはセブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカドーは、新潟を含む信越地方などからの撤退を発表。

この日、県内最後の「イトーヨーカドー」も姿を消すことになりました。

駐車場から店に向かって手を振る家族は、一家三代にわたり通ったそうです。

「今は子どもを連れてきてるんですけど、私が小学校のころは逆に連れてきてもらった立場で、お菓子買ってもらったりとか、ゲームセンターでいっぱい遊んだ思い出があります」

店内に設置されたメッセージボードは、この店が多くの人の思い出の場所になっていることを表していました。

【常連客】
「40年くらい通っているので、閉店間際も何回も来たのでこの時が来ると寂しいって言葉しかないです」