高知県が進めているダンスを活用した地域活性化の取り組みが、「スポーツ庁長官特別賞」を受賞し、23日、東京で表彰式が開かれました。

スポーツ庁は4年前からスポーツを活用した「地方創生」「まちづくり」に積極的に取り組もうとする自治体のアイデアを表彰しています。今年度も全国の自治体から熱意あふれるアイデアが集まり、審査の結果、受賞する20の自治体が決まりました。

この中で、県の「“南国土佐の情熱が舞う”よさこい発祥の地・高知によるダンスを活用した地域の活性化」が、最高賞にあたるスポーツ庁長官特別賞を受賞。室伏広治(むろふし・こうじ)長官から濵田知事に表彰状が贈られました。

県はダンスを通じたまちづくりを進めていて、2024年12月には東京のプロダンスチーム「セプテーニラプチャーズ」のメンバーが高校生や大学生にオンラインで指導を行い、練習の成果は土佐市で開かれたダンスイベントで披露されました。

(スポーツ庁 室伏広治 長官)
「デジタル化して、人口減少のところでも、そうした技術を使いながら、みんなで取り組んでいこうというところがすばらしいと思った」

(濵田省司 知事)
「よさこい発祥の地の高知で、ダンスという若者、子どもに人気のあるスポーツを通じて、まちを明るくしていく、この取り組みが評価されたのではないかと思う。デジタルなども使って、今回の表彰もてこにして、地域をスポーツで盛り上げていく、活性化していく、こんな取り組みを進めていきたいと思っている」

式ではスポーツ・防災・観光がコラボし、賑わいを創出しようとしている黒潮町も優良自治体として表彰されました。