1月、福岡市で伝統芸能・狂言を披露した野村萬斎さん(58)。狂言や能の魅力、そして福岡への思いなどについて、話しを聞きました。

Q.伝統芸能・狂言とは?
能楽師 野村萬斎さん「私の流行り言葉でいうと“おままごと”の延長、つまり”見立てる”この扇が『どぶどぶ』とやると、お酌した徳利になるし、受けると杯みたいになって、こうやるとお酒を飲んだことになる想像力というか、遊びがあるわけで『見立てる文化』が楽しい」

1月、福岡市の大濠公園能楽堂で開催された「ふくおか万作の会」。


野村萬斎さんの父で人間国宝の万作さんの代から38年続いている舞台で、親子三代による狂言を一目見ようと、多くのファンが訪れました。

観客「熊本から。去年夏初めて見て狂言に魅せられました」

観客の親子・母親「子供たちを前回の公演で大分まで連れて行った」
娘「ずっと中腰で歩いてすごい」
息子「笑えるところもあったら笑いたいし、すごいところをしっかり見つけながら見たい」
観客「20年30年に一度の大曲続き。どちらも見ごたえがある」