JR長野駅前で男女3人が刃物で襲われ、1人が死亡した殺人事件で、最初に警察に通報したという男性が取材に応じ、犯人が犯行後も現場前の広場で刃物を持ちながらふらついていたと証言しました。男性は、「次に刺す人を探している感じを受けた」と話しています。

男性は、家族と長野駅を訪れていて事件に遭遇しました。バス停で被害にあった女性の悲鳴に近い声を聞いて駆け寄り警察に通報。
その後、周りを見回すと長野駅のエスカレーターで男性が倒れている状態で、居合わせた医師が心臓マッサージなどの救命処置をしていたと言います。
男性は、家族と一緒にいたため「とっさに何をして良いか分からず、まずは子どもを守ることを考えた」と言います。
刺した男の様子については、犯行後、刃物を持ったままふらつくような感じでバス停から駅前の広場に移動し、「次に刺す人を探している感じを受けた」と言うことです。
また、犯人が持っていた刃物は、「刺身包丁のような細長い形状のように見えた」と話していました。

事件では、刺された長野市の49歳の男性が死亡しました。また、いずれも長野市の37歳の男性が重傷、46歳の女性が軽傷を負いました。
警察が逃げた男の行方を追っています。男は40代くらいで、身長165センチ~175センチだったということです。
