新型コロナウイルスのワクチン接種は、去年3月末まで、接種費用の全額が公費によってまかなわれてきました。しかし、5類に移行したことにより、季節性インフルエンザと同じように、費用の一部で自己負担が求められる「定期接種」が始まりました。

対象は、65歳以上の高齢者と、60~64歳までの重症化リスクの高い人です。負担額は、自治体によって異なりますが、福島市や郡山市など多くの自治体が1回2100円となっています。しかし、この定期接種が、今年3月末までに終了します。

県内の13市に確認したところ、3月末で終了するのが、福島市や郡山市、いわき市などの7市。また、2月末で終了するのが喜多方市と白河市。1月いっぱいで終了するのが、会津若松市、二本松市、本宮市です。須賀川市は、去年12月末ですでに終了しています。

この定期接種の期間を過ぎてしまうと、全額自己負担となり、1万5300円程度かかる見込みです。定期接種の終了期間については自治体によって異なりますので、それぞれの自治体に確認してください。