災害への備えとして、こどもたちが自分の防災リュックをつくる取り組みです。防災学習を行っている仙台市内の小学校の児童らが22日、みやぎ生協を訪れ、防災リュックに必要な備蓄品があるどうかを見て回りました。

仙台市太白区のみやぎ生協八木山店を訪れたのは、八木山小学校の5年生です。

校外学習では防災リュックに必要だと思う備蓄品のリストを児童らが事前に作成し、それらが店舗にあるかどうかを探しました。

児童らがまず探したのは食料品。手に取って見ているのは賞味期限です。レトルト食品など、商品によっても保存しておける期間が違うことを確認しました。

こちらのコーナーで探していたのはマスクや絆創膏などの衛生用品です。

児童:
「避難所などはいっぱい人がいるので、風邪がうつらないようにマスクが必要だと思います」

また、児童らが一斉に向かったのは…。

児童:
「災害対策用のコーナーだ!最高のコーナーができている」

みやぎ生協八木山店では、地域住民に防災意識を高めてもらおうと、改装した2023年7月から、災害対策コーナーを拡充し設置しています。

児童:
「(Q みんな今何探しに来たの?)アルミブランケット、簡易トイレ!」

去年元日に起きた能登半島地震でも、断水や停電などの影響で防寒やトイレ確保が改めて課題として浮き彫りになりました。児童たちは、災害時の防災グッズに興味を示していました。

児童:
「自分のなかで、これを入れようと予想していたもの以外にも良いなと思うものがあったので、それも検討しようと思う。アルミブランケットやカイロ」
「意外と賞味期限が長いものがあったり、災害が起きたとき用のコーナーも設置されていてとても良いなと思った。家族の安全を守れるようにちゃんと防災リュックを作っていきたい」

みやぎ生協 恵津順美地域代表理事:
「必要な防災グッズや、防災グッズではないが防災グッズになるものが沢山売っているので、そういう新しい発見をしてくれたようで。これからも防災教育を進めていきたい」

みやぎ生協は、食品を多めに買い置き、消費した分を買い足すローリングストックについての出前授業を小学校で行うなど防災教育にも取り組んでいます。