千曲市の廃棄物処理施設で金(きん)とみられる板が2024年10月に見つかりました。
22日で、発見から3か月が経ちましたが持ち主は見つからず、所有権が施設を管理する長野市の荻原市長に移りました。


金と見られる板が見つかったのは、千曲市にある廃棄物処理施設「ちくま環境エネルギーセンター」で、2024年10月21日に届け出があり、警察が持ち主を探していました。

これまでは、持ち主が現れた際に、本人しか知らない情報が必要になるため、詳しい情報は伏せられていました。

警察によりますと、見つかったのは金地金(きんじがね)=インゴットと呼ばれる板状の金とみられ、重さは1キロで、本物だった場合の現在の店頭小売価格は1500万円余りとなります。

21日までに、問い合わせなど5件の情報提供がありましたが、持ち主の特定には至りませんでした。

警察の保管期間の3か月が過ぎたことから、22日、施設を管理する長野広域連合長の荻原長野市長が形式上の所有者となりました。

長野広域連合では、期間内に金を受け取ることにしていて、その後どうするかは決まっていないということです。