冬の食卓に欠かせない、白菜やキャベツなど葉物野菜の高値が続き、家計を直撃しています。

こうした中、物価をはかる物差しとして「カレーライス物価指数」があります。カレーライス1食あたりに必要な原材料や光熱費が、あわせていくらかかるかというもので、8か月連続で最高値を更新しています。

大手調査会社帝国データバンクの調べによりますと去年11月現在の内訳をみると、全体の約5割を占める肉や野菜などの具材が、去年の同じ月に比べ5円上がっています。輸入牛肉の値上がりが続いたものの、ジャガイモ、ニンジン、タマネギは比較的安定していました。しかし、ごはんが1食あたり149円と、前年同月に比べ57円上がり、過去10年で最大の上げ幅になっています。水道高熱費は、11月の段階では大きな変動はなかったものの、このあと上昇傾向が続きます。

合計では、カレーライス1皿の費用は「377円」で、前年11月に比べて61円の大幅増、8か月連続で最高値を更新しました。

10年前の2015年ごろは「280円前後」だったとのことで、100円近く上がっていることになります。光熱費などは上昇傾向のため、まだまだが影響続きそうです。