燃料費は高騰するものの、品質はおしくて甘い

この農園では、毎年12月から3月まで、温度管理のため、12あるすべてのハウスで暖房を使用しています。灯油の価格は年々上昇し、今シーズンは100万円近くにのぼる見込みです。

肥料や農薬、イチゴを詰めるパックなどの資材費も去年から軒並み高騰。これを受けて、農園ではことし、イチゴの価格を1パック650円から700円に値上げしました。

アグリッチ・農園 松本剛明さん
「対策のしようがなくてですね。経費の上昇分までは回収できていないというのが現状ではあります」

さらに、去年の夏の猛暑の影響で、病気になった苗があったり、開花の時期が遅れたりと、悩みが尽きないといいます。

しかし、そんな中でも救いとなっているのが…

アグリッチ・農園 松本剛明さん
「例年通りおいしくて甘いイチゴになったと思います。1人でも多くの方においしく味わっていただけたらと思います」

苦労して育てたイチゴの品質は上々だということです。