利用者が開業時の倍以上になっても増便できない事情…

また、守山区全体の人口は名古屋の全16区の中で緑区、中川区についで3番目に多く、約17万6120人。この10年では5パーセントの増加です。

このため「ゆとりーとライン」の利用者は、開業当初は1日5000人ほどだったのが、今では1万2000人ほどと倍以上に増えています。増便については、これまで当然、議論されてきましたが、簡単にはできない事情が…。

(名古屋ガイドウェイバス 林史彦さん)
「ガイドウェイバスは日本国内で名古屋が唯一の車両。開発した時の体制や生産ラインは今はもうない」

鉄道とバスの利点を組み合わせた交通システムですが、車両が特殊なため更新したり新車を用意することが厳しい事態に陥っているのです。

名古屋ガイドウェイバスでは、名古屋市などと連携して混雑解消に向けての検討はするものの、まだ具体的な解決策は見つかっていないということです。