長崎市の鈴木市長らは、17日、石破総理と面会し、3月に開かれる核兵器禁止条約第3回締約国会議に日本政府がオブザーバー参加することなどを要請しました。

石破総理との面会は、ことし3月にアメリカ・ニューヨークで開かれる核兵器禁止条約第3回締約国会議に先立って行われ、広島市と共に被爆都市の市長として、また、国内では1740都市が加盟する平和首長会議として要請文を手渡しました。日本政府が、締約国会議にオブザーバー参加することや、一刻も早く、条約に署名・批准し、核兵器廃絶に向けた推進力となることを求めています。総理から具体的な回答はなく、「難しい問題ですね」と頭を抱える様子だったということです。

(鈴木史朗 長崎市長)「核兵器のない世界を実現しなくてはいけない。その思いに関しては皆同じなんだけれども、そういう理想とそれを現実に照らしてどういう風に対処していくかということについては様々な議論をしなくてはいけないだろうということを仰っていました。」

鈴木市長らは、自由民主党や公明党など政党の代表にも17日、要請文を提出しました。