あなたは、がんでステージ4のパートナーにプロポーズできますか?また、それを受け入れて「結婚」することができますか?

自分事に置き換えてみると、どちらの立場も難しい選択になるのではないだろうか?なぜなら、双方にとって相当な覚悟が必要だからだ。

その現実を全て受け入れ、夫婦になった若いカップルを取材した。

名古屋市に住む黒岩雅さん(28歳)は、2022年の秋、入浴している時に左の乳房にしこりのようなものがあるのを感じた。

明らかに違和感があるしこり。しかし、乳がん検診は済んだばかりで、その後の最悪の結果など、頭の片隅に微塵もなかった。